アルコール依存症が進むと、たとえ断酒しても、身体的な障害や精神的な障害が回復しにくいことがあります。
特に、身体的な障害としては、アルコール性肝硬変が代表的な例ですが、他にも、アルコール性膵炎、二次性糖尿病(膵炎やすい臓がんなどの明らかな基礎疾患が原因で耐糖能低下が起こる糖尿病をいいます)があげられます。
さらに、ウェルニッケ・コルサコフ脳症、ペラグラ脳症、アルコール性認知症などの脳の障害を発症する危険もあります。