アルコール依存症の治療は、アルコール医療の専門医や専門の施設で行われることが望ましいとされています。
アルコール依存症の治療の大原則は「断酒」ですが、断酒を助けるために、「シアナミド」や「アンタビュース」などの薬を用いることがあります。
これらの薬は、体内のアセトアルデヒド脱水素酵素の働きを抑えるため、強い二日酔いの状態を引き起こさせます。
したがって、この薬を飲んで飲酒をしても、強い頭痛や吐き気などに襲われ、飲酒が進まなくなります。
また、民間の断酒会への参加を勧められることもあります。
民間の断酒会の代表格としては、社団法人全日本断酒連盟があり、各地域に支部があります。